ここではターンテーブル アニメーションを簡単に作る方法を紹介。
使用したバージョン: 14.0.394
- Houdini 起動。以下設定は Y-Up の場合。
- Y-up/Z-up の変更は Edit->Preferences->3D Viewport の Orientation で行う。
- ビューポート内にカーソルがある状態で TAB->Test Geometry から3種類のテスト形状のうち好きなものを配置。
ここでは Rubber Toy (testgeometry_rubbertoy_object1) を使用。- Enter キーを押して確定し、とりあえず原点に配置する。
- Lights and Camera シェルフの Camera アイコンを Ctrl キーを押しながらクリック。cam1 が出来る。
- Ctrl キーを押すことで今見ている視点にカメラが作成される。
- Create シェルフの Null アイコンを Ctrl キーを押しながらクリック。
- Ctrl キーを押すことで原点に null1 (ロケータオブジェクト) が作成される。
- null1 のパラメータビューで Rotate Y に $FF とエクスプレッションを入力。
タイムラインをスクラブすれば、ロケータが Y 回転しているのがわかる。- $FF はフレーム番号を float (実数) で渡すための変数。
この設定では、1フレームに1度回転することになる。
2倍速くしたければ、$FF*2
1/2の速度にしたければ、$FF/2
1フレーム目で0°から始まり、タイムラインの最後までに360°回転させたいのであれば、
($FF-1)*360/$FEND
$FENDはタイムラインの最後のフレーム番号を示す変数。 - ネットワークビューで、null1 の出力から cam1 の入力に接続。
タイムラインをスクラブすれば、カメラがロケータがを中心に Y 回転しているのがわかる。
下の画像は 120フレーム目 (120度)。 - testgeometry_rubbertoy_object1 を選択。マニピュレータを使って適当に移動。タイムラインをスクラブすれば、カメラは先ほど同様ロケータがを中心に Y 回転するが、オブジェクトが原点にないため、視点が中心からずれてしまう。
- 先ほど同様、testgeometry_rubbertoy_object1 の出力から null1 の入力に接続。
null1 がテストオブジェクトにスナップし、あわせてカメラの位置もシフトしたのがわかる。タイムラインをスクラブすれば、どこにオブジェクトがあっても、オブジェクト中心のターンテーブルアニメーションが可能になる。
おしまい。
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