コンテンツライブラリにある「鷲の羽根 (Eagle Feathers)」を非力な PC で扱う方法を紹介する。
- Houdini 20.0.624 (Windows 10)
1. ダウンロード
「鷲の羽根 (Eagle Feathers)」 のダウンロードを実行すると、 eagle.zip という2.03GB のファイルがダウンロードされ、中には、
- eagle_feathercreation.hip (126MB)
- eagle_render.hip (2.03MB)
- その他キャッシュおよびテクスチャなどのファイルが含まれている。ここでは、 eagle_render.hip を扱う。
2. SOP ネットワーク
- eagle_render.hip を開く。
- 開くと、/obj/ 以下に feathers というノードができるが、表示フラグがついていないので、ビューポートにはまだ何も表示されない。
- feathers (SOP) ノードの中に入る。
- デフォルトでは、各種羽根がワイヤフレームモードで表示されるようになっている。この状態であれば、非力な PC でもそのまま確認できる(はず)だが、'w' キーを押して、ワイヤフレームからシェーディングモードに移ると、非力な PC ではクラッシュするかもしれない。
3. Preview Houdini Procedurals LOP
- LOP (/stages) に行く前に、Houdini メインウィンドウ右下のプルダウンで Auto Update を Manual にする (のが無難)。
- こうすることで、ビューポート描画のタイミングをコントロールできる。
- ネットワークを /stages に切り替える。
- 実際には、ほぼ最下流にある karmarendersettings に表示フラグが付いていて、そのままでは上流にある殆どのノードをすべて評価することになるが、 #1 の手順を取っていればいきなりビューポートで描画が走ることはない。また最初から全部見る必要はないので、ネットワークの最上流部分だけを見ることにする。
- merge12 ノードから分岐して Preview Houdini Procedurals ノードを追加、表示フラグをこれに付ける。
- Viewport のレンダリングを OpenGL から Karma やその他のレンダラに変えても、問題なく処理できるはず。
4. Feather Resample SOP
houdinipreviewprocedurals2 の上流を辿ると SOP Import ノード (fetch_groom2) がある。
- fetch_groom2 をの SOP Path (/obj/feathers/GROOM_A_REST に設定) の右脇の Jump to Operator ボタンを押し、SOP ネットワーク内の /obj/feathers/GROOM_A_REST に行き、このノードに表示フラグを設定。
- GROOM_A_REST ノードとその一つ上流の name7 ノードの間に Feather Resample ノード (featherresample1) を挿入。
- Shaft または Barbs またはその両方の Resample トグルをオンにして、サンプル数 および本数を変更すれば、それぞれの本数を変更することができ、より軽い表示に変更可能。
こちらは Resample Shaft をオンにして、 Mode を Count、 Segements を 10 にした状態 (SOP ビューポート)。
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