Vertex Animation Texture Ocean

Texture Based Animation による Ocean メッシュ の Unreal での再生方法を紹介する。

使用したソフトウェア

  • Houdini 16.0.457 (要 Houdini 16.0)
  • Unreal 4.14.1 (要 4.14 以降)

1. ファイルのダウンロード

  1. こちらのページを参照。

2. Ocean シーンの作成

  1. 新しいシーンで Oceans シェルフの Small Ocean を クリック。

    再生すれば波のあるメッシュ再生が確認できる。
  2. ocean_surface の中に入り、ocean_preview の出力に、Null ノードを接続、OUT と名前をつけて後ほどわかり易いようにする。
ここまでの設定をテクスチャアニメーションとして出力する。

3. テクスチャによるシミュレーションの出力

  1. シーンを保存して $HIP の位置を確定する。これによりテクスチャの出力先が決まる。
      ここでは t4_ocean.hip とする。
  2. /out 以下に行くか、ROP Network ノードを作成しその中に入り、TAB -> Vertex Animation Texture ノードを作成。
      vertex_animation_textures1 ノードが出来る。
  3. vertex_animation_textures1 ノードで、
    1. Method を "Soft (Same Topology)" に
    2. Export Node を /obj/ocean_surface/OUT に
    3. 出力したいテクスチャ解像度、パスなどを変更しても良い。ここではデフォルトのまま。
  4. Render ボタンをクリックして出力を行なう。
  5. Render->Mplay->Load Disk Files... を実行、$HIP 以下の export/ ディレクトリに行けば、
    • t4_ocean_mesh.fbx (MPlay のブラウザでは表示されない)
    • t4_ocean_norm.exr (単なるグレイ一色)
    • t4_ocean_pos.exr
    の3つのファイルが出力されている。

4. Unreal でのテクスチャアニメーションの読み込み

読み込むファイルの位置などはこちらを参照のこと。

  1. Unreal 4.14.1 を起動。Browse ボタンをクリック、上で解凍した SideFXSamples.uproject を開く。
  2. こちらで作成した MyFiles 以下で Import ボタンをクリック。開いたブラウザで上で作成した t4_ocean_mesh.fbx、t4_ocean_norm.exr、t4_ocean_pos.exr、をまとめて選択し、まとめてインポートする。
    • FBX Import Options パネルが表示された場合には、一番下の Import All ボタンを押して次に進む。
    • メッセージログパネルは閉じるだけでよい。
    • コンテンツブラウザにファイルが3つインポートされた。
  3. インポートされたファイルのある部分で RMB->Materials&Textures->Material Instance を実行。出来たマテリアルの名前を t4_ocean とする。
  4. t4_ocean をダブルクリックして、マテリアルを開き、Details 以下の Parent の部分、None となっているところをクリックし、ポップアップメニューを表示、Browse のテキストフィールドに "soft" などと入力して、M_SoftVertexAnimation を選択。
  5. normal_texture と position_texture のトグルをそれぞれオンにして、
    • normal_texture には、t4_ocean_norm
    • position_texture には、t4_ocean_pos
    を指定。
  6. 少し下にスクロールして、
    • num_frames をオンにし、120 フレームに
    • specular をオンにし、1.0 に
    • tintcolor をオンにし、青または緑っぽい色にする。
  7. Save アイコンをクリックして保存。パネルを閉じる。
  8. コンテンツブラウザで、t4_ocean_mesh を見つけ、ダブルクリックして、パネルを開く。
  9. Materials 以下 Element0 の右側の WroldGridMaterialとなっているところをクリックしてメニューを開き、t4_ocean マテリアルを指定。
  10. さらに下に少しスクロールして、Apply Changes ボタンをクリック。パネルを閉じる。
  11. コンテンツブラウザから t4_ocean をビューポートにドラッグ&ドロップ。
これで、バーテックスアニメーションテクスチャによるシミュレーションが出来た。

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