opchange
例えば FBX などを経由して持ってきたシェーダのテクスチャへのパスが、
/mnt/file/HoudiniFiles/project1/tex
など、自分の環境には存在しない絶対パスで書かれていて、こういったシェーダが大量にあり、とても手で直すのは現実的でない場合、 opchange というコマンドを使って変更することが出来る。
変更先となるテクスチャディレクトリが $HIP 以下の textures/ となる場合、テクスチャパスを一括変換するには、Houdini のメインメニューの Windows->Hscript Textport を開き、
/ -> opchange /mnt/file/HoudiniFiles/project1/tex '$HIP'/textureと入力し実行する。 Windows でパスが "D:/SideFX/HoudiniFiles/_test/h185/abc" といった場合でも、
/ -> opchange D:/SideFX/HoudiniFiles/_test/h185/abc '$HIP'/abcとして実行可能。また、Windows 特有のバックスラッシュ(円マーク '\') がパスが以下のように含まれている場合、
D:\SideFX\HoudiniFiles\projects\_test\
/ -> opchange D:\\SideFX\\HoudiniFiles\\projects\\_test '$HIP'と'\' を二度繰り返す。
なお、パスの終端に '/' を追加するとエラーになる。
パス内にスペースが含まれている場合には、二重Quote でパス全体をくくる。
/ -> opchange "C:/Users/ktaki/3D Objects/Houdini" '$HIP'
これは FBX ファイル .obj ファイル、.hip ファイルでも同様。
注: $HIP の前後に ' (一重引用符) をつけないと、opchange 実行時に $HIP が展開されてしまう。よって、$HIP など、環境変数ををパスの中にそのまま残したいのであれば、必ず引用符で '$HIP' などと囲う。
なお、2つ目の引数である '$HIP'/texture は、 '$HIP/texture' と記述することも可能。
最終更新: 2023-01-28