頂点カラーの保持
ここでは、Ray SOP を使用してGrid の解像度に関わらずペイントした画像を保持する方法を紹介する。
100x100 の Grid を作成し、Paint SOP を使用して次のような頂点カラーのペイントを行ったとする。
題字: Jun Watanabe
ペイント後に Rows と Columns の値を変更して Grid の解像度を下げると、頂点単位でアサインされたカラーは元の形状を保持しないので最初の題字はまったく認識できなくなる。
Rows と Columns をそれぞれ 60 に変更した結果。
使用したバージョン: 15.5.500
元のシーンファイル
- Grid を作成、SOP レベルで grid1 の Size をそれぞれ 10, Rows と Columns をそれぞれ 100 に設定。
- grid1 の出力から TAB->Paint を実行。paint1 を作成。適当にペイントする。これが上記の一番最初の画像。
低解像度形状の作成と Ray SOP への接続
- 同じ階層で再び Grid を作成 (grid2)、grid2 の Size をそれぞれ 10, Rows と Columns を今度はそれぞれ 50 に設定。
- grid2 の出力から TAB->Ray を実行。出来た ray1 の左側に grid2 を、右側に paint1 を接続する。
- ray1 のパラメータを以下の用に変更する。
- Method を Minimum Distance に
- Transform Points を オフに (特に配置場所が異なる場合)
- Import Attributes From Hits を オンに
- Point Attributes のフィールドに "*" (または Cd) を入力
- ray1 の出力に Null ノードを接続、表示フラグをこちらに移す。
- grid2 のRows と Columns にそれぞれ
$F+1
とエクスプレッションを入力。
$F はフレーム番号を表している。よってこれでタイムラインをスクラブすれば、解像度が2 からひとつずつ上がっていく。再生してみると以下の通り。
まとめ
- こちらに Peter Quint 氏による素晴らしい Ray SOP のチュートリアルあり (英語)
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