画像シーケンスを Mplay に読み込んだ後 QuickTime を出力する場合
- File->Export->QuickTime Movie... を実行。次のパネルが現れる。
- Output File でディレクトリとファイル名を指定する。
- 元画像が .pic や .exr などで、Mplay で表示されている画像と同じ明るさにしたい場合は、Gamma をオンにし、値を 2.2 にする。
- この設定は、環境変数 OCIO を別途定義した場合は設定不要。
- Save をクリック。
- Python による画像処理の後、圧縮設定のパネルが現れる。
- Compression Type を選択。
- ここでは H.264を選択。
H.264 または MPEG-4 を選択すると、Limit data rate to のトグルがオンになり、90 KBytes/secと設定される。 - この値は非常に低いので、Limit data rate to のトグルを解除。
- これをしないと他の設定の効果が殆ど現れず、出力ムービーには非常にきつい圧縮がかかる。
- Key frame every (24) のトグルはオンのまま。
- 24フレームであれば、オンのままの方がファイルが小さくなる。
- 圧縮の設定は Compressor Quality のスライドのみで行う。
- 以下はここでレンダリングした画像シーケンスを下記の設定で出力した時のデータサイズの比較
Compression Type Key frame every Limit data rate to (Kbytes/sec) Compressor Quality Data size (MB) Bit rate (Mbits/sec) None (非圧縮) OFF N/A N/A 632.8 530.8 Video (デフォルト設定) 24 OFF Medium 30.5 26.0 H.264 OFF 90 Medium 2.0 1.7 H.264 24 90 Medium 1.9 0.9 H.264 24 OFF Best 36.2 30.9 H.264 24 OFF High 12.0 10.1 H.264 24 OFF Medium 5.4 4.5 H.264 24 OFF Low 2.7 2.3 H.264 24 OFF Least 1.6 1.3 H.264 OFF OFF Best 52.5 44.0 H.264 OFF OFF High 24.3 20.4 H.264 OFF OFF Medium 13.3 11.2 H.264 OFF OFF Low 7.2 6.1 H.264 OFF OFF Least 4.1 3.5
Data Size と Bit Rate は QuickTime (Pro) の Movie Inspector で確認。
- ここでは H.264を選択。
まとめ
Mplay で QuickTime (H.264 圧縮) で出力する場合
- Pre-Encoded Optionsで Gamma の補正を行う (2.2など)。
- 使用する Data Rate 値がわからない場合、Limit data rate はオフにするのが無難。
- オンで値が90 (デフォルト) のままだと悲惨な画質になる。
- Key frame every はオンにしておく方がデータサイズが小さくなる。
- 同じ設定であれば、H.264 の方が MPEG-4 よりもデータサイズが小さくなる。
- 作業の中間ファイルは、Windowsの場合、 %TEMP% に書かれている。ファイル出力が終わった時には削除される。
- Mplay と FFMPEG を使う場合はこちら。
最終更新: 2021-07-25
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