Houdini のインストール
必要なもの
- Houdiniをインストールするワークステーション: 詳細はこちら
- フォーラムログインID: www.sidefx.com からソフトウェアをダウンロードするのに必要なログインID。ライセンス管理者のものである必要はない。
- ライセンス取得・管理メールアドレス: 購入時に登録するライセンス取得・管理のためのメールアドレス。パスワードは通常ライセンス発行時に同時に発行される。IT管理者などが所用する。フォーラムIDとは同じである必要はない。Houdini Apprentice には不要。
- Houdini Apprentice ライセンスの場合 License Administrator 経由でログインしてライセンス管理することはできない。
- インターネット接続環境: ない場合はこちらを参照。
その他注意事項
大まかな手順
- Houdini のダウンロード
- Houdini 商用版、教育機関版、Apprentice (無償体験版)、Houdini Indie のソフトウェアはすべて同一のインストーラからインストール。ライセンスの種類によって使える機能が変わる。
- Houdini のインストール
- Houdini はマイナーアップグレード含め、すべてのバージョンが共存可能。つまり、異なるバージョン・異なるビルドの Houdini を古いバージョンのアンインストールをすることなく、インストール可能。
- ライセンスツール (License Server) は、使用する最新のメジャーバージョンにする必要がある。
- Houdini 15.5 がインストールされていて、新たに16をインストールする場合には、ライセンスツールを再インストール、16 にする。
- Houdini 16.0.600 インストール後に 16.0.626 をインストールする場合、ライセンスツールの再インストールは不要。
- Houdini 16 を入れた後に Houdini 15 を入れる場合も不要。
- ライセンスのインストール
- ライセンスは大まかに言って、Apprentice ライセンス、ノードロックライセンス、フローティングライセンスの3種類に分類できる。
- Apprentice ライセンス
- Houdini Apprentice の場合、Houdini インストール後、初回起動時に Apprentice ライセンスのインストールを選択しインストール。
- ノードロックライセンス
- Indie および商用版ワークステーションライセンスの場合、使用するコンピュータに Houdini (Main Application) と Commercial Licensing をインストールし、そのコンピュータ上で License Administrator を使用してライセンスも設定。
- フローティングライセンス
- 教育機関版および商用ローカルアクセスまたはグローバルアクセスライセンスの場合、ライセンスサーバとクライアントを別々に設定する。
- ライセンスサーバとなるコンピュータには Houdini と Commercial Licensing の両方をインストール、License Administrator を使用してライセンスもインストールする。
- クライアントとなり Houdini を起動するコンピュータでは Main Application をインストールし、License Administrator を使って見に行くライセンスサーバを指定する。
- サーバーキー
- ハードウェアデバイスの交換後にライセンスが起動しなくなる場合がある。この場合には、サーバーキーの再インストールが必要。詳細はこちら。
- ログインベースライセンス
- H18 から対応。ログインベースライセンスにより、sidefx.com をライセンスサーバとして使用可能。似た手法に API を使ったライセンス方法もある。
1. Houdiniのダウンロード
- ダウンロードは、www.sidefx.com/ja の 購入/ダウンロード -> ダウンロード から行う。ダウンロードにはログイン (および登録) が必要。
- ログインには、SideFX にログインIDを作成するだけでなく、Google や facebook など様々なIDが利用可能。
- SideFX のログインIDを作成すれば、フォーラムへの書き込みなどが可能。
- このダウンロード用のIDは、後ほどライセンス設定に使用するIDと同じメールアドレスを元に作成しても良いし、別でも良い。
- ログインするとブラウザ環境を元にプロダクションビルドが自動的に選択される。下は Windows の場合。
- 「ダウンロード」ボタンをクリックすればプロダクションビルドがダウンロード開始される。
- ページを下にスクロールすると旧バージョンの Production Build や Daily builds を選択することも可能。
- 初めてインストールするのであれば、最新の Production Build を推奨
- 古いバージョンの Houdini のダウンロードに関してはこちら
- 北川さんの本で勉強するために Houdini 16.5 を使いたい場合、H16.5 をインストールしてから最新版の Houdini を Licesne Server 込みでインストールするのが必須。
2. Houdiniのインストール
以下 Windows (17.5.295: デイリービルド) の場合。
- ダウンロードしたビルドをダブルクリックしてインストーラを起動。
- インストーラのUIにしたがってインストールを実行。
- 初めて Houdini をインストールする場合は、Choose Componentsのページで License Server に必ずチェックを入れる。 これは Commercial Licensing (License Tools) から名前が変更になった。
2回目以降の同一メジャーバージョンのインストール、またはライセンスサーバが別途設定されている場合には、Commercial Licensing は不要。
なお、Houdini 17.5.238 より Apprentice (Local) Licensing はインストーラから削除された。
- Houdini Engine をインストールする場合は、次のページでインストールを選択。
- 残りは殆ど Next だけで進む。
3. ライセンスのインストール
注: Houdini のライセンスはホスト名に紐づけられているため、ライセンスを入れたままホスト名を変更するとライセンスが動かなくなる。よって、変更前にライセンスを一度返却し、変更後に再インストールすること。詳しくはこちら。
Apprentice ライセンス
H19 より License Administrator の File メニューに Activate Apprentice という項目が追加された。それを使わない場合は以下の方法を行う。
- インストールした Houdini を起動。
- Apprentice には、上の "Install (or reinstall) my free Houdini Apprentice License" を選択、Next をクリック。
- Apprentice ライセンスがインストールされ、Houdini が非商用環境で起動する (要インターネット接続)。
- Houdini Apprentice のライセンスの詳細は こちら。
- 商用版ノードロックまたは Houdini Indie を使用する場合、上記のパネルが出た際に、下の "I have a paid license for Houdini" を選択。Next を押して次へ。
- 次のページで "License Settings" ボタンをクリック。これにより License Administrator が起動する (要インターネット接続)。
- 教育機関版や商用版のフローティングライセンスサーバ上で License Administrator を手動で起動する場合、Start->All Programs->Side Effects Software->Houdini X.y.zzz ->Administrative Tools->License Administrator を実行。
- GUI ではなくコンソール環境を使う場合には、sesictrl を使用する。
- 起動したLicense Administratorから、File->Install Licenses を実行。
- Email アドレスとパスワードを要求されるので正しく入力し、Loginをクリック。
- Entitlements タブにインストール可能なライセンスが表示される。Licenses タブを見れば、今インストールされているライセンスが表示される(初めてであればブランク)。
- Quantity の数がインストールするライセンスの数を決定。
上記の場合、Renderer 1 ライセンスと Houdini FX 1 ライセンスがインストールされる。- 例えば、Houdini FX Workstation を3本購入した場合、Quantityは最初は3と表示される。ライセンスをインストールするワークステーションそれぞれでQuantityを1ずつ入れていく必要がある。
- どの製品に対し、どのライセンスが対応するかはこちらを参照。
- Houdini Core/Houdini FX のライセンスだけでは、Render View でのレンダリングが出来ないので、Renderer のライセンスも必ずインストールする。
- Install ボタンを押せば完了。
- License Administrator を起動、そして File->Change License Server... を実行。
- License Server Host: に正しいホスト名を入れて、Accept を押して確定。
- コマンドラインで行う場合、
hserver -S "サーバ名"
で変更可能。追加情報はこちら。-
これで Houdini が起動できるようになる。
参考リンク
- ライセンスツールとポート番号
- Mac で Houdini が起動しない
- sesictrl
- Houdini システム条件
- Houdini FAQ (日本語)
- 古いバージョンの Houdini の実行
- Houdini 製品構成 (slideshare)
最終更新 2024-11-08
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