よく訊かれる Houdini Core と Houdini FX の併用、ライセンス周りについて説明する。
0. Houdini Core|FX 製品比較
それぞれの製品概要はこちらにあり。
簡単に言ってしまえば、Houdini Core は、高価な Houdini FX からシミュレーション機能を取り去ったもので、それだけ安価になっている。両方を併用する上で知っておくと良いのは以下の通り。- Houdini Core でも Houdini FX が扱えるすべてのジオメトリ形式 (ポリゴン、NURBS、Sub-D、ボリューム、OpenVDB など) が扱え、また、Houdini Core は Houdini FX が読むことが出来るファイルフォーマットすべてに対応している。
- Houdini Core は、Houdini FX で作成したシーンファイル (.hip) をエラーを出さずに開くことが出来る。
- FX 内のシミュレーションを HDA (Houdini Digital Asset) にまとめれば、Houdini Core の中で、HDA のパラメータを元に編集可能。つまり、複雑なシミュレーションはともかく、簡単にまとめられたシミュレーションは、Houdini Core でも使うことが出来る。
- この流れは H17 で加速され、新機能 Vellum の Simple Cloth は Houdini Core で使える (Rigging シェルフにあり)。
1. houdini -core
Houdini の Command Line Tools または Cygwin で以下のように
$ houdini -coreまたは
$ houdinicoreとすれば、起動する Houdini は、Houdini Core のライセンスを見に行く。Core のライセンスがなければ、hkey (License Administrator) が立ち上がる。
2. Houdini Core の Houdini FX ライセンスでの起動
基本的に Houdini Core は Houdini FX のライセンスを使用しない。つまり、あるライセンスサーバに Houdini FX と Houdini Core の両方がある場合でも、安価な Houdini Core によって高価な Houdini FX のライセンスが枯渇するというようなことはない。
Houdini FX のライセンスを使って Houdini Core を起動することも可能で、これにより Houdini Core の評価・検証が、Houdini Core のライセンスを持っていなくとも出来る。以下は Houdini Education でも Houdini Apprentice でも Houdini Indie でも可能。
houdinicore --skip-licenses=Houdini-Escape --check-licenses=Houdini-Masterとする。コマンドラインを使いたくなければ、Houdini デスクトップアイコンのターゲットの部分に
"C:\Program Files\Side Effects Software\Houdini <使用ビルド番号>\bin\houdini.exe" -core -force-fx-licenseと記述すれば、ダブルクリックした時に、Houdini Core が起動する。
なお、H20.0 以降では不要だが、19.589 以降の H19.5 では
HOUDINI19_CHECKOUT_SYSTEM=1
を houdini.env に事前に設定する。
3. Houdini Core から Houdini FX へのアップグレード
アップグレードは以下の通りに可能。
| 下から右へ | Core WS | Core LAL | FX WS | FX LAL |
| Core WS | -- | ○ | ○ | ○ |
| Core LAL | -- | -- | -- | ○ |
| FX WS | -- | -- | -- | ○ |
- LAL から WS に(ダウングレード)は出来ない。
製品タイプアップグレード (Core->FX) の場合、使用しているライセンスの返却が必要(2020年1月以降不要)。- ライセンスタイプアップグレード (WS->LAL) に対しては、新しいサブネットマスクが発行される。既存ライセンスの返却は (2017年以降) 不要。
- 価格は代理店に問い合わせ。
おまけ
- Houdini Engine のライセンスについて
- Houdini Core は、2012年夏ごろまでは Houdini Escape と呼ばれ、その後 2017年初旬までは Houdini または Houdini Base と呼ばれていた。
最終更新: 2026-09-03


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