PilotPDG は製品としては H19.5 リリース時 (2022年秋) に販売を終了してしまったが、 PilotPDG が持っていた機能はすべて Houdini Core および Houdini FX で使える。 PilotPDG は Python やその他のグラフ処理のノードが使えても、 SOP が全く使えなかったため、ジオメトリ関係のバッチ処理をネットワークとして組むには、 Core や FX の方が都合が良かった。
ここでは、それでも PilotPDG の UI を起動したい人のために、H19.5.463 以降での起動方法を紹介する。
使用したビルド: Houdini 19.5.682 Win10 (H19.5.463 以降が必須)
1. 必要なライセンス
PilotPDG も Houdini もインストーラは同じ。よって、インストールは Houdini のインストールに準じる。
H19.5.463 以降、PilotPDG の UI の起動に必要なライセンスは以下のいずれか:
- Houdini Engine
- Houdini Core
- Houdini FX
2. 起動方法
PilotPDG の起動には Houdini 付属のコマンドラインツールを使い、
pilotpdgと実行する。
Cygwin の場合、以下のように実行する。
$ cd /Program\ Files/Side\ Effects\ Software/Houdini\ 19.5.682/ $ source houdini_setup $ pilotpdgいずれの場合も Engine|Core|FX のライセンスが一つ消費される。
3. Houdini を PilotPDG にする
- デスクトップの変更
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Houdini Core または Houdini FX 起動後に、UI を Pilot PDG 同様のデスクトップにするには、Desktop から TOPs を選択する。これで、 PilotPDG のUI 環境がどのようなものだったのかを確認できる。
- 起動時のデスクトップ指定
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Houdini Core または Houdini FX 起動前に -desktop=TOPs を追加すれば、起動直後のデスクトップが TOPs になり、PilotPDG と同じ環境になる(がそれ以上のことができる)。
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