2024-10-08

edge cusp improvement

Houdini 20.5.380 で改良された Edge Cusp について説明する。



使用したビルド:

  • Houdini 20.5.380 (Windows 11)

問題点

例えば、Houdini 20.5.375 またはそれ以前のビルドで

  1. Crate シェルフから Sphere を Ctrl キー押しながらクリック。
      ポリゴン球 (sphere_object1) が原点にできる。
  2. (カーソルがビューポートまたはネットワークエディタ上にある状態で) i キーを押して、Geometry (SOP) レベルに移る。
  3. Display モードを Smooth Wireshaded に変更する。
  4. Select ツールに移り、選択モードを「Edges (エッジ)」にして、連続するエッジ(線分)を2つまたは3つ選択。ビューポート上で Tab キーを押し Group を選択、Enter キーで確定。
      group1 がネットワークビューにできる。
  5. ネットワークエディタの group1 から Tab キーで Normal を作成。
    1. Group に group1 を選択。
    2. Cusp Angle を 0 にする。
  6. Display モードを Smooth Shaded に変更すると、ハードエッジ化 (Cusp 化) が選択部分以外にも影響していることがわかる。

    これが問題。

改良点

Houdini 20.5.380 以降で同様の手順を行うと、ハードエッジ化は選択部分に限定され、隣接するエッジに影響することがなくなった。

なお、Journal には

Fixed a bug in the Normal SOP that could cause some edges to be unexpectedly cusped.
とある。

おしまい。

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