ここでは、Houdini 日本語ドキュメントをローカルにコピーし、ポップアップヘルプの日本語化をする方法を紹介する。これは、前に紹介した方法よりも簡単。
なお、これは Houdini Apprentice Advent Calendar 2024 の 24日目の記事です。
使用したバージョン:
- ドキュメント 20.0.721 (Win11)
1. ファイルのダウンロードと配置
以下、日本語ヘルプファイルを使う PC に既に Houdini 20.0 がインストールされている前提で話を進める。
- ドキュメントファイルのダウンロード元は以下の通り。
- ダウンロードしたファイルを解凍する。場所はどこでも良い。
- 解凍すると、以下の二つのディレクトリができる。
- help/
- index3.0/
- このうち
- help を $HOUDINI_USER_PREF_DIR/help/ として配置
- Windows の場合、通常は MyDocuments 以下の houdini20.0/。
Mac の場合、/Users/<ユーザ名>/Library/Preferences/houdini/20.0/ - index3.0 を $HOUDINI_USER_PREF_DIR/config/Help/index3.0/ として配置。
- help を $HOUDINI_USER_PREF_DIR/help/ として配置
- Houdini 20.0 を起動し、カーソルを、例えば、シェルフツールの上に持っていけば、ポップアップヘルプが日本語で表示される。パラメータのラベル上に持っていっても日本語で表示される。
おしまい。
詳細情報、制限事項
- トップページの一部が日本語にならない。
上記操作実行後、F1 を押してヘルプブラウザを起動すると、トップページの一部が英語のままになる。現時点での回避策は、自分の環境にコピーした index3.0/ ディレクトリを $HH/config/Help/ (つまりはインストールされている Houdini のディレクトリ内)にコピーする。同ディレクトリに元々ある index3.0 は index3.0_en などと名前を変える。 - ビルトインヘルプブラウザで日本語による検索ができない。
- 今後修正予定。時期未定。
- ヘルプファイルよりも使う Houdini のビルドの日付が新しいと日本語表示が消える。
- Houdini のヘルプシステム (hhelp) は複数あるヘルプファイルの場所から新しいものを使うようになっている。ここで配布しているヘルプファイルは日付が 2024-12-25 になっているが、これより新しいビルドを 2025年以降にインストールした場合、日本語は表示されない(はず)。回避策は、
Cygwin (Windows) または Mac のターミナルシェルで help/ ディレクトリ内に行き、$ find . -type f -name "*.txt" -exec touch {} +
を実行して、*txt ファイルの日付をすべて「今」にする。
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