Houdini 起動にかかる時間の計測と表示方法を紹介する。
使用したビルド: Houdini 20.5.444
Houdini をコマンドライン経由で -profile-startup フラグとファイル名を指定して起動すると軌道にかかる時間が計測され、その結果がファイルに保存される。
houdini -profile-startup=/tmp/h205.hperf
出力されたファイルは Houdini 起動後に Performance Monitor で Profile -> Open 経由で読み込むことができる。
.hperf は XML 形式のテキストファイルなので、テキストエディタで開くことができる。
- 先頭の
{"name":"Startup",
の "Startup" の部分を書き換えれば、複数書き出したときに区別し易く、比較 (Profile -> Compare Two Profiles) が可能になる。
SideFX Labs
SideFX Labs をGitHub から zip ファイルでダウンロードし、ただ展開しただけのディレクトリを読み込むようにすると Houdini の起動時間が著しく (1分以上) 低下する。
よって、各種 OTL を単一ファイルにまとめる必要がある。これには
$ hotl -m SideFXLabs-Development/otls/*.hda test.hda(test.hda はターゲットファイル名) とし、この単一 HDA だけを読み込むようにする。
こうすることで、起動時間の短縮が可能。
旧式インストーラまたは Launcher から SideFX Labs をインストールした場合は、関連 HDA がすでに単一 HDA にまとめられているため、この作業は不要。
なお H20.0 以前の .hperf ファイルを H20.5 で読むには H20.5.475 以降が必須。Journal の見方はこちら。
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