2018-12-31

optix denoiser 2

こちらからの続き


  • Nvidia OptiX Denoiser OFF
  • Nvidia OptiX Denoiser ON
レンダリング時間はどちらも7分前後(@60フレーム目)

シーンファイル

  • h17_explosion.zip (2.7MB)
    1. otls ディレクトリの中身 (ktaki_cornellbox.hda) を ~/houdini17.0/otls の中に配置。
    2. シーンファイル (explosion_volume_light.hip) を開く。
    3. /out/mantra_ipr ノードの Images->Output タブ以下の Pixel Filter が
      denoise optix -a basecolor
      になっていれば、OptiX が有効になる。
    4. レンダリングを実行する前には、/obj/volumelight1 の Enable Point Cloud をオフにしてからもう一度オンにして、ポイントクラウドの出来る場所を初期化しなければならないかもしれない。
    5. レンダリングは、/out/mantra_ipr から Render to Disk または、Render to Disk in Background でディスクに直接書き出すのが望ましい。
    6. なお上の二つの画像は Pyro のシミュレーション解像度 (/obj/pyro_sim/pyro の Division Size) をデフォルトの 0.075 から 0.025 に下げている。

8K レンダリング

8K (7680x4320) でのレンダリングも可能。正確には、GTX690 では出来なったが、Quadro M2000M では、問題なくレンダリングが出力された。併せて、OptiX 5.1.1 が Nvidia Developer サイト (要登録) にあると聞いたので、これも試してみた。

OptiX 5.1.1 はインストーラになっていて、インストールすると、C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\OptiX SDK 5.1.1 以下に、サンプルを含め、様々なファイルがインストールされる。

Houdini で OptiX 5.1.1 を使うには、インストール後、houdini.env

HOUDINI_NVIDIA_OPTIX_DSO_PATH = "C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\OptiX SDK 5.1.1\bin64"
と指定する。

以下は、OptiX なし、OptiX 5.1、OptiX 5.1.1 を比較した画像

  • Mantra の設定は、OptiX のオン・オフを設定する Pixel Filter 以外、デフォルトのまま。つまり Pixel Samples は 3x3。
  • このシーンではライトが3つ使われているが、その Sampling Quality は 4 (1より)に増加。もっとも一つは Point Light なので効果は無いが。
  • レンダリング時間は、"Use All Processors Except One" と設定し (つまり7コア)、Render to Disk で実行して、どの場合も33~34分前後。

羽の部分

5.1.1 の方がピクセルノイズが低減されているのがわかる。

床の部分

5.1.1 では妙なノイズが確認できた。これは、床の形状を少し Y 回転しても消えなかったが、カメラの位置を少し動かしたら消えた。よって、5.1 でも出るけどたまたま出なかったのか、5.1.1 からの問題なのかは現時点では不明。
こちらは、5.1.1 で、カメラを少し移動した後でのフル解像度 (5.9MB)。
いずれにせよ、Denoiser 無しで 8K をレンダリングし、OptiX 同等のシェーディングクオリティを得ようとしたら、気の遠くなるようなレンダリング時間になると思われる。

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